桜は舞う 季節は巡る 君は遠く 旅立つけれど 僕らはまた夢を見るのさ 春の夜明けに 桜は散る 季節は過ぎる いつか散る運命だとしても 僕らはまた夢を見るのさ 終わらない音に
空を切り取る 雲は白く遠く 足取り軽く 歩くふりして 木漏れ日淡く 宝の地図みたい およそここらに 隠し財宝 闇が照らす其処は 喧騒が満ち溢れて 聞こえる声といえば 楽しい?とか、 そうでも。とか。 夜を殺すネオンライトの 一つ一つの光に乗って 空を思うがらがら蛇の 鱗に映る遠く群像 街を抜ける風のまにまの ひとりひとりの世界に沿って 尚卑屈なままで暗躍 そんな君へとミサイルを、ひとつ。 ビルを彩る 雲は白く遠く 足取り重く 止まるふりして 木漏れ日は濃く 地図はもう見辛い 多分ここらに 財宝 また闇が照らす其処は 喧騒が満ち溢れて 夢物語一つ 哀しい?とか、 そうだね。 とか。 夜を殺す 喧騒に乗って 雲は白く遠く 光を切り取る 夜に揺られて飛ぶ がらがら蛇は 鱗に群青のネオンを映して 「さあ」 夜に一つ くっくと笑って 木漏れ日の形に 世界を切り取る 夜に乗ってたゆたう がらがら蛇は 鱗に涙とネオンを映して 卑屈に 笑って 笑って 笑って 暗躍。
聞き飽きてた目覚ましの音 食べ残しの昨日 ゴミ箱へ 一秒先を見ないこの心は ただサヨナラしてた 伸びる背丈 時間だけが生き急いで 胸のネジを撒き戻した 繰りかえした甘えは苦く 虚しさは涙に届かない 曖昧な日にささやかに手を振り サヨナラしてた していた 雨は乾き 膿んだ傷口 空は閉じて 夢また現 二番ホーム 僕はひとりで 線の内側へ turn off 堰き止められて 全部蛇口の向こう 昨日したサヨナラが 胸にぶら下がっている 鈍い体に 冷たいウソツキの臓物 君が突き刺したものが 抜けないんだ ここまで? 絶えず続く足音 歪む 点の向こう 未来見え隠れ 流れ作業 浮かない色合いから サヨナラしよう 伸びる背だけ 消えない痣 止めた思考 撒き戻した したのにな 過ぎた昨日思い続ける 僕はブルー 空はモノクロ 夢の終わりに君も一人で ささやかな共鳴 そして turn on 堰き止めたもの 流し台に溢れて サヨナラもオハヨウも 仕方忘れちゃうんだ 狭いアパートの外 僅かな星屑の影 たった一秒先の未来 手を伸ばしたなら 果て 色付く 二秒目 触れ ここから
君には分かるだろうか 幼き日の広がる無限を 青空 雲 飛行機 手を伸ばして 掴めると思った でも夜の街や 晴れた空に降る雨が ただ怖くて 逃げ出してしまいたかった あの時降った雨には 白い暖かさがあって 僕には全ての景色が 動き出すような気がしていた 君には分かるだろうか 恐ろしかった モノが無くなるのは 強さを手に入れたのか 弱さに慣れてしまったのか 全てが溶けていくよな 青の空を見上げても そこにあるのはただの青 人知れず伸びる影法師 足元が崩れたとして それを見ない見ない皆意味ない見えない だから 恐れは不安に いつしか取ってかわっていた 君には眩しい青を あなたには淡い白を
遥かに消えた人魚姫も 他人の事に思えないな 独り占めを知ったのなら きっと僕も泡に消えるだろう。そうだろ。 今日の僕も 明日の僕も 相対的に見れば幸せ 知っているんだ。 それでもどっか 満たされない どこか 誰かのための僕の嘘も 嘘には変わりないから ホントの声を知ったのなら このまま一緒にいられないの? そうなの? 泣かないで優しい人 次は君が笑う番さ そう言われて頷いたから きっと僕はずっと冷たい人なのだろう。そうだよ。
僕らが見る景色は いつも 塵だらけかすむ世界 今日も 瞬いた星さえも うまく 捉えられない 息をすることもためらうくらい 僕らはそこにはたどり着けない 明日もキミはふわり眺める 壊れかけの未来 いつか テレビで見た 未来 空は飛べず 今日も 眠る不利で キミは 笑うけれど いつか キミの隣 世界 色を塗って キミが 壊れたとき 僕は そっと あの日 空を飛んだ 記憶 届かなくて だけど 手を伸ばした キミに 見てほしくて キミは 空で一人 今も 眺めている いつか キミの隣 きっと I can fly...
おはよう、おやすみ。おちてく 明日も雨ならいいのに ほら、ぽたぽた落ちる 音が踊る おかまいなしに君は笑う ここでは何もかもがそうさ 僕の思うまま おはよう、虹色。晴れたね 傘差した君と会えない でも、僕らは今日も笑いあって 生まれた意味を確かめ合う 意味など何も、何もないと 分かっているのに あぁ今日もまた 死ねずに生きてるだけで ただ笑いあう 意味もなく二人笑う こんな日が いつまでも続くように そう願ったら 雨粒が一つ、ぽたり こぼれた 雨の中で 僕は踊る 傘も差さず 君と二人 夢の中で 夢を見てる 目が覚めたら 一人だ あぁ明日もまた 死ねずに生きてるだろう 見上げた空が 眩しくて僕はそっと 手を伸ばす ふりをしてはまた眠る そんな僕をみて 君は微笑んだ ままで 消えてく